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科目と難易度を選んでいるのは企業のほう:CUBICの科目表から読む

この記事の内容は 2026-09-07 時点のものです。

確認できていない範囲:科目の組み合わせは企業が選ぶため、ここに挙げた時間は「その科目が選ばれた場合の時間」です。実際に何科目が課されるかは受検案内や当日の画面まで分かりません。

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「この形式は何分ですか」という問いに、公式ページが一つの数字で答えていないことがある。理由ははっきりしていて、科目と難易度を選ぶのは受検者でも提供元でもなく、実施する企業だからである。2026年9月7日時点で公開されているCUBICの科目表は、その選択肢を表の形でそのまま見せている。

目次

  1. 5科目・7種類という書き方
  2. 難易度は3段階に分かれている
  3. 科目の選び方まで案内されている
  4. 選択制は他社にもある
  5. 受検者の側で立てられる前提
  6. よくある質問
  7. 出典

5科目・7種類という書き方

GDLのCUBIC 基礎能力検査のページを見る。同ページによれば、この検査は「言語」「数理」「図形」「論理」「英語」の5科目・7種類(英語は4種類)で提供されている。続く一文が、この形式の性格を決めている。職務に合った科目を自由に組み合わせて、独自の試験を作り上げることが可能である、というものである。

つまり「CUBICを受けた」と言っても、受けた科目の並びは人によって違いうる。形式名が問題構成を決めない構造は同じ形式名でも中身が違うに整理してある。

難易度は3段階に分かれている

同ページは、科目ごとに難易度が設定されているとして、3つの区分を説明している。

  • 基礎編:一般的な採用に利用する場合
  • 応用編:昇格・昇進や専門職での採用に利用する場合
  • 総合編:実施時間の短縮、科目数を増やしたい場合

掲載されている実施時間の表を見ると、幅は相当に広い。言語の基礎編は4分から、数理の応用編には40分のタイプがあり、図形の基礎編は8分、論理の応用編にも40分のタイプがある。英語の基礎編は15分である。同じ科目名でも、選ばれた難易度によって時間が数倍変わる。

同ページは実際の選ばれ方にも触れており、最も選ばれているのは基礎を中心とした「Ⅰ」と「Ⅳ」であり、昇格・昇進や技術職など専門知識が問われる際は「応用Ⅱ」が選択されている、としている。形式ごとの分数の一覧は所要時間を形式ごとに並べるにある。

科目の選び方まで案内されている

さらに踏み込んで、どの職種にどの科目を薦めるかまで書かれている。

ほぼすべての職種・部門の採用で利用できる科目として「言語」「論理」を挙げている。技術・研究開発部門など理工系採用の場合は、追加科目として「数理」「図形」を挙げている。英語が必要とされる職種・部門の採用では「英語」を追加する、という書き方である。科目数を増やすと受検時間は長くなるので受検者の負担を考えて選ぶように、という注意まで添えられている。

この案内を裏返すと、受検者の側から志望職種で当たりを付けられる。理工系の職種を受けるなら図形や数理が入る可能性が高い、という読み方である。科目の並びから形式そのものを絞る手順は科目の並びから形式を逆算するにまとめた。

料金も科目単位である。同ページには基礎能力検査が1科目495円(税込)、オプションの順位一覧表が110円(税込)と書かれている。多人数割引もあり、1か月に50名以上で1割、100名以上で2割、200名以上で3割、300名以上で4割である。科目を1つ増やすことに企業側のコストが直接ひもづいているということになる。料金の型から形式の選ばれ方を読む視点は課金の型から見た形式の選ばれ方に整理した。

選択制は他社にもある

科目を選べる構造はCUBICだけのものか。

  • 日本エス・エイチ・エルにWebGAB Plus Oneがある。GABに任意の1科目を追加できる商品として説明されている。
  • 同社のGABでは、英語(大意)がテストセンター方式のみと注記されている。実施方式によって科目が変わる。
  • ヒューマネージのテストの実施方法は、知的能力として言語・数理・英語を挙げている。英語についてはオプションサービスと括弧書きしている。
  • リクルート マネジメント ソリューションズのテストセンター よくある質問を見る。英語検査を実施するかどうかは企業によって異なり、受検予約の際に画面上で確認できるとしている。

4社の記述に共通するのは何か。英語が「足す側」の科目として扱われていることである。英語科目のある形式の整理は英語が出る形式はどれかにある。

受検者の側で立てられる前提

  1. 形式名だけでは科目も時間も確定しない。 「何分の試験か」は、案内に書かれていなければ確定しない。
  2. 職種で科目に当たりを付ける。 理工系なら数理・図形が足されやすい、という提供元自身の案内がある。
  3. 英語は最後まで分からないことがある。 予約画面で分かる形式もある。
  4. 時間が短い科目ほど配分が効く。 4分の科目と40分の科目では、時間の使い方が別物になる。

形式ごとの科目と実施方式は17形式の分類体系ツリーに並べてある。科目ごとの解き方は解答集の該当章にまとめてある。

関連記事としてCUBIC・CASECの資料事情の整理もあわせて参照してください。

よくある質問

Q. CUBICは何分の試験ですか

一つに決まらない。科目と難易度の組み合わせで決まり、公開されている表では1科目あたり4分から40分までと開きが大きい。

Q. どの難易度が出るか事前に分かりますか

公開ページからは分からない。書かれているのは、基礎を中心とした区分が最も選ばれているという傾向までである。

Q. 一般常識も出ますか

同ページには、一般教養問題(一般常識・時事問題)の用意もあるとして、問い合わせを案内する記述がある。標準の5科目とは別枠である。

Q. 英語は必ず出ますか

出ない場合がある。複数の提供元が、英語をオプションまたは企業の選択として説明している。

Q. 科目が多い企業ほど厳しいのですか

そのような記述は無い。提供元は、科目数を増やすと受検時間が長くなるので受検者の負担を考えて選ぶよう案内している。

出典

いずれも2026年9月7日に閲覧して内容を確認した。

  • GDL「適性検査 CUBIC 基礎能力検査」(5科目7種類・基礎編/応用編/総合編・科目別の実施時間・科目選択の推奨・1科目495円・順位一覧表110円・多人数割引・一般教養問題)
  • 日本エス・エイチ・エル「WebGAB Plus One」(任意の1科目追加)
  • 同「GAB」(英語はテストセンター方式のみ)
  • ヒューマネージ「テストの実施方法」(英語はオプションサービス)
  • リクルート マネジメント ソリューションズ「テストセンター よくある質問」(英語検査の実施は企業により異なる・予約時に確認できる)

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