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WEBテスト対策公開

日本語以外で受けられる形式はあるか:多言語対応の範囲を公式に確かめる

この記事の内容は 2026-09-07 時点のものです。

確認できていない範囲:多言語対応は商品の仕様であって、応募先が日本語以外で実施するという意味ではありません。どの言語で課されるかは企業の運用によります。

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WEBテストの出題形式を整理し、実際に解いて確認した解答と解き方を1冊にまとめています。運営は個人です。

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外資系や海外拠点のある企業を併願していると、「英語で受けることになるのか」という不安が先に来る。英語科目があるかどうかとは別に、検査そのものが何語で行われるかという論点である。2026年9月7日時点で提供元が公開している範囲で、多言語対応がどこまで書かれているかを確かめる。

目次

  1. 最大39言語に対応する商品がある
  2. 言語をまたいで同じ基準で採点される
  3. 特定の言語版が別商品になっている例
  4. 言語を使わない検査という方向
  5. 受検者の側から読めること
  6. よくある質問
  7. 出典

最大39言語に対応する商品がある

日本エス・エイチ・エルにタレントセントラルという商品がある。同ページは、SHLグループがグローバル共通で展開しているWeb適性検査だと説明している。対応言語として、同ページはアジア圏(中国語、ベトナム語、インドネシア語、タイ語、韓国語等)から欧米圏(英語、フランス語、ドイツ語、スペイン語、イタリア語、オランダ語等)までを挙げている。最大39言語の受検・レポート出力に対応するとしている。

測定項目は知的能力(演繹的推理、数値的推理、帰納的推理、G+、機械理解)、パーソナリティ(OPQ32r)、モチベーションリソース(MQ)である。所要時間は30分〜で、実施科目の組み合わせによると書かれている。知的能力の科目は Verify Interactive と呼ばれる知能検査で、科目が複数あるとされている。

科目の説明も細かい。数値的推理は、表やグラフのデータを解釈・計算して文章題を解く科目とされている。帰納的推理は、一連のイメージのパターンを解いて次に来る正しいイメージを見つける科目である。機械理解は、機械に関する推理能力を問う初級・中級レベルの職務テストとされている。日本国内で見慣れた科目名とは並びが違う。形式ごとの科目の並びは17形式の分類体系ツリーにまとめてある。

言語をまたいで同じ基準で採点される

同ページで重要なのは、対応言語の数より次の点である。受検言語とは異なる言語でのレポート出力に対応し、統一基準での採点によって複数カ国の受検者を公平に評価できる、と書かれている。

ノルム(採点の比較集団)についても、一般集団だけでなく管理職クラス、上級管理職クラスと比較しての得点算出が可能とされている。同じ検査でも、どの集団と比べるかは企業側が選ぶ。この考え方は言語をまたぐ場合に限らないので、点数は誰と比べられているのかも併せて読むと分かりやすい。

国内向けの商品にも比較集団の記載はある。同社のGABはノルムを「大卒」としており、こちらは日本の大卒者を前提とした商品である。

特定の言語版が別商品になっている例

多言語対応は、1つの商品が何十言語も持つ形だけではない。GDLのCUBICのページには商品一覧がある。採用適性検査・基礎能力検査・現有社員適性検査などと並んで、「中国版採用適性検査」が独立した項目として掲げられている。

特定の言語圏向けに別の商品を立てる形である。同じ会社の中で商品が枝分かれする構造そのものは同じ会社の中で形式が枝分かれするに整理してある。名前が増えたときの追い方は見たことのない形式名が増えているが詳しい。

言語を使わない検査という方向

もう一つ、まったく別の解き方をしている検査がある。日本・精神技術研究所の内田クレペリン検査である。同社の国内外国人向けのページに説明がある。この検査は言葉をつかった質問(設問)を使わないため、まず質問を翻訳しなくてよい。さらに、質問を使う多くの検査のように、育った文化の影響で質問の受け取り方がずれてしまうことがない、としている。

同社の検査のページは、この検査を年間70万人が受検する心理テストとしている。用途の一覧には「国内外国人」と「海外利用」が別々に立てられており、海外拠点での利用や入国前の検査という使い方が挙げられている。判定の料金としては、オンライン判定が1名あたり1,980円(税込)、初期費用0円・年会費なし、初回のみ計1時間30分のオンライン講習会への参加が必要と書かれている。大人数の場合の入力代行パックは10名まで一律24,200円(税込)、11名以上は1名につき2,420円(税込)である。

言語の壁を翻訳で越えるのではなく、言語を使わない設計で回避しているということになる。ただし同ページ自身が注意しているとおり、検査で分かる「働きぶり」だけでなく、検査では分からない面も確認してほしい。

受検者の側から読めること

  1. 多言語対応の商品は実在する。 対応言語数が公開されているものもある。
  2. 何語で課されるかは企業が決める。 商品が対応していることと、実施言語は別である。
  3. 比較集団は日本の大卒とは限らない。 商品によってノルムの説明が違う。
  4. 語学力を測る科目とは別の話である。 英語科目の有無は英語が出る形式はどれかを見るのが早い。
  5. 言語を使わない検査もある。 対策の立てようが科目型とはまったく違う。

主要形式の科目ごとの解き方は解答集の該当章にまとめてある。

よくある質問

Q. 日本の新卒採用で39言語の商品が使われますか

使われるかどうかは公開されていない。読めるのは商品が対応しているという事実までである。

Q. 英語で受けると不利になりますか

不利・有利についての記述は無い。書かれているのは、統一基準での採点により複数カ国の受検者を公平に評価できるという設計の説明である。

Q. 受検言語は自分で選べますか

選べるという記述も、選べないという記述も見当たらなかった。実施の設定は企業側にある。

Q. 機械理解という科目は日本でも出ますか

タレントセントラルの搭載科目として挙がっている科目である。国内向けの他商品の測定項目には見当たらない。

Q. 内田クレペリン検査に語学は関係しますか

同社は、言葉をつかった質問による検査ではないため翻訳が不要であると説明している。読解や語彙を測る検査ではない。

出典

いずれも2026年9月7日に閲覧して内容を確認した。

  • 日本エス・エイチ・エル「タレントセントラル」 (最大39言語・対応言語の例示・測定項目・所要時間30分〜・Verify Interactive・統一基準での採点・ノルムの選択)
  • 同「GAB」(ノルムは大卒)
  • GDL「適性検査 CUBIC 基礎能力検査」(商品一覧に中国版採用適性検査)
  • 日本・精神技術研究所「国内外国人」 (言葉による設問を使わない設計)
  • 同「内田クレペリン検査」 (年間70万人・用途の一覧・オンライン判定1,980円・入力代行パックの料金)

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